楽しみながら"いのちの歩み"を学べる 【いのちのたび博物館】をご紹介
今回は西日本最大級の規模を誇る自然史・歴史博物館『いのちのたび博物館』の魅力をご紹介したいと思います。ご家族で、お友達と、一人でも、いろいろな楽しみ方ができる人気スポットです!
いのちのたび博物館とは
いのちのたび博物館は、北九州市内にあった自然史・歴史・考古学それぞれの博物館が統合してできたため、"総合"博物館という位置づけとなっています。正式名は『北九州市立自然史・歴史博物館』。地元の人は『いのちのたび博物館』という通称の方が馴染みがあるのではないでしょうか?
この"いのちのたび"は、まさに博物館のコンセプトとなっており、46億年前の地球誕生から現代に至る自然と人間のいのちの歩みを壮大なスケールで展示しています。
46億年前に地球が誕生し、生命が育ち、進化をしていく過程で何度も絶滅の危機があった中で、したたかに生き延びてきた生物たち。そしてそんな生物や自然との共存の中で人間の歴史も始まり、いのちのたびが繋がっていっている。
そんなコンセプトを体現するため、館内は最初は46億年前の地球の誕生、後半は現在の人間の歴史、と、だんだんと時代が新しくなっていくような展示になっています。
貴重な展示の数々
館内は、「自然史ゾーン」「歴史ゾーン」に分かれており、その展示総数は6,000点を超えるそうです。本物の化石や迫力ある恐竜の骨格標本など、見ごたえある展示がたくさんあります。
特に、「スーとして知られるティラノサウルス・レックス」の常設展示は、アメリカ・シカゴ市のフィールド博物館以外の博物館では世界で初めてなんだとか!
また、いのちのたび博物館で人気№1の展示は、何と言っても「エンバイラマ館」。動くジオラマの恐竜ロボットが現れ、白亜紀にタイムスリップした気分になれる大迫力の展示となっています。
近代の展示も充実しており、昭和時代の八幡製鐵所の社宅も再現されています。
頼れるシーダー
いのちのたび博物館には、【シーダー】と呼ばれる、博物館に興味を持ってもらうための種を撒く役割を担ったボランティアの方々がいます。
展示案内、小倉織、折り紙、紙芝居などの演示、講座補助の三つを行っており、いのちのたび博物館にはなくてはならない存在です。シーダーは黄色のジャケットを着ていますので、より深く博物館を楽しみたい方はお声かけしてみてはいかがでしょうか。
『いのちのたび博物館』は、見て触って体験出来て、地球のいのちの歴史が丸ごと知れる、見ごたえがある壮大な博物館です。すぐ近くに科学館や環境ミュージアム、ショッピングモールもあるので、一日では足りないほど楽しめますよ!ぜひ足を運んでみてくださいね。
今回は西日本最大級の規模を誇る自然史・歴史博物館『いのちのたび博物館』の魅力をご紹介したいと思います。ご家族で、お友達と、一人でも、いろいろな楽しみ方ができる人気スポットです!
- ▽いのちのたび博物館HPはこちら
- https://www.kmnh.jp/