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長崎街道「曲里の松並木」

コラム
2023.04.17

こんにちは!北九州市の大学生ライターゆうか(^^)/です!私は生まれも育ちも北九州ということもあり、北九州市が大好きです!

今回は北九州市指定史跡である「曲里の松並木」に着目し、「曲里の松並木とは何か」、そして「曲里の松並木の魅力」をご紹介します!


「曲里(まがり)の松並木」ってどんなところ?


「曲里の松並木」とは福岡県北九州市八幡西区にある、長さ約600mに渡る松並木です。長崎街道で栄えた宿場で筑前六宿の一つにも数えられる、北九州市八幡西区の黒崎宿と木屋瀬宿。この二つの宿場の間に「曲里の松並木」と呼ばれる美しい景観が広がっています。今もなお江戸時代の風情が感じられる場として、市民の皆さまに愛される憩いの場です。お散歩をしたり、お祭りなどのイベントに参加したり、多くの人が「曲里の松並木」を利用しています。

magarinomatsunamiki-pine-kurosaki1.jpg北九州市八幡東曲里~幸神に位置する「曲里の松並木」(昼)

さらに、夜になると提灯の灯りに照らされてとても幻想的な風景が広がります。期間限定でライトアップもされているため、夜でも写真を撮ることができますよ。

magarinomatsunamiki-pine-kurosaki2.jpg「曲里の松並木」(夜)

江戸時代から現存している松


「曲里の松並木」には、なんと江戸時代から現存している松があります!この松は幕府が全国の街道に松や杉を植樹させた名残です。「曲里の松並木」は諸大名の参勤交代や長崎奉行だけでなく、多くの偉人や象などの動物も通ったと言われています。昭和前半期頃までは50本を超える松が残存していましたが、江戸時代からの松は今や2本のみとなってしまいました。しかし「松並木を残したい」と心から願う方々の努力により、松の植樹がなされ「曲里の松並木」では現在500本以上の松を見ることができます。江戸時代から現存する松は500本以上の松のうち2本ですが、その松に出会うと長寿パワーがもらえるかもしれません。皆さんも是非、見つけてみてください!

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街道松(北九州市立八幡図書館のすぐ近く)

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幸神松(曲里の松並木南端の松) 松と桜のコラボレーション

実は「曲里の松並木」の横には桜並木があります。昨年、北九州市は3月31日に満開を迎えました!

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「曲里の松並木」横の桜並木

北九州市指定史跡に触れてみて


時代を越えて生き残っている2本の松。私は曲里の松並木に足を運んだ際、何度か松を剪定している人を見たことがあります。松は剪定しないと、枝葉が密集したり、枯れ葉が積もったりして日当たりが悪くなり、枯れてしまう要因となります。だからこそ、景観を守ろうと動いている人がいることや、なぜ古くから長く愛されているのかということを、一人でも多くの人に発信できたらいいなと思います。北九州市には時代を越えて受け継がれてきた伝統や文化だけでなく、これから残り続けるであろう新しいコトやモノもたくさんあります。「昔ながら」と「今」が共存する北九州という''まち''。読者の皆さんも北九州市の魅力を自分なりの視点で探してみてください!

【参考】【市指定】曲里の松並木 - 北九州市

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