スターフライヤーサブスク体験記
5月から期間限定で始まったスターフライヤーの航空券定額乗り放題サービス。
今回は、利用した方の声を交えてご紹介します。
スターフライヤーの航空券定額乗り放題サービスとは?
対象期間の間に、発売するパスを購入した人が北九州⇔羽田線を事前予約で何度でも定額で乗り放題となるサービスのことです。
満12歳以上を対象としている「STAR PASS」(1枚150,000円)と、満12歳以上26歳未満限定の「STAR PASS ユース」(1枚40,000円)の2種類を発売していました。
航空便の予約は出発日と、「朝・昼・晩」から希望の時間帯を選べるシステム。
対象期間は2023年5月15日~6月13日となっており、現在は終了しています。
「航空券のサブスク」として、大きな話題を呼びました。
そこで、サブスクを利用した方に実際のところを聞いてみました!
下川 大助
ハイライツ株式会社代表取締役/クリエイティブディレクター
1977年福岡県太宰府市生まれ。東京工芸大学芸術学部デザイン学科卒業。デザイン会社を数社経て、独立。2010年にブランディングカンパニー「ハイライツ株式会(hightligahts inc.)」設立。「ブランディングとは軸となる世界観を作り出すこと」をモットーに、起業ブランディング支援多数。仕事の領域は、ブランド戦略、Cl・Vlからはじまるブランディング、ウェブサイト、パッケージなど。主な仕事は、サイバーエージェントやAbemaTVのブランディング、KBC九州朝日放送リブライディングプロジェクト、NHK土曜ドラマ『17歳の帝国』劇中に登場する実験国家のブランディング、先生と保護者をつなぐ連絡帳による学校教育DX「tetoru」のブランディング、インフルエンサーマーケティングプラットフォーム「QUANT」のリブランディングなど。受賞歴として、グッドデザイン賞、カンヌライオン、NY ADC、D&AD、THE ONE SHOW、The WebbyAwardsなど、国内外のデザインアワード多数。近年は、新鋭クリエイターのプロデュース、北九州市クリエイティブディレクター、東京造形大学非常勤講師、文化庁の地域創出事業のコーチングアドバイザーとしても活動。
北九州市との⼼理的な距離が近くなる。
仕事はもちろん、プライベートでも気軽に訪れ、アーティストの友⼈と親交を深められました。
ある週末。ここは門司港駅のプラットフォーム。古くからの友⼈である韓国⼈DJ/プロデューサーのNight Tempo(ナイトテンポ)さんが北九州市を訪れてくれたので私も合流し、⼩倉や門司港などを案内しました。彼の活躍を知っていたら、ちょっと驚きですよね。いま世界的なシティポップブームが起きていますが、その⽴役者となったのがNight Tempoです。そんな彼がなぜ北九州市に!?
実は今年10⽉に⽇本全国を巡る来⽇ツアーを⾏うのですが、その⼀カ所として北九州市でライブを⾏ってくれることになりました。この⽇は下⾒を兼ねて、北九州市のレトロで新しいカルチャーを発⾒するために、本⼈が街歩きを希望したのです。旦過市場や⾨司港などではいろいろ興味を惹かれ、⽬を輝かせていました。Night Tempoと北九州市は相性がよいと思っていたので、引き合わせができてよかったです。
こうして友⼈との⼤切な時間のために、北九州市を訪れることができたのは「STAR PASS」のおかげです。私はふだん東京で暮らしており、北九州市のクリエイティブディレクターの仕事のために⽉2回、北九州市を訪れますが、それ以外にもプライベートで気軽にこの街へ⾶ぶことができ、⼼理的な距離も縮まった気がします。さて、ここでは「STAR PASS」体験記をお届けします。
スターフライヤー愛⽤者だったので、すぐに抽選に応募。
結果は当選でした。
まずは「STAR PASS」について説明していこうと思います。これは1カ⽉間、スターフライヤーの北九州̶⽻⽥線を何度でも利⽤できるサービスです。定額制で満12歳以上の「STAR PASS」と、満12歳以上26歳未満限定の「STAR PASSユース」の2種類があり、抽選により販売が⾏われました。
以前から私は北九州出張の際、スターフライヤーを愛⽤していました。スターフライヤーは座席スペースの広い⾰張りシートがとてもくつろげます。AIRBUS A320型機では、快適なフライトのために最⼤180席のところ150席へと座席数を減らす設計をしているそうです。さらに、ドリンクやエンターテイメントなど機内サービスもよいと定評があります。私にとって移動時間は忙しい⽇常から離れ、⼼⾝ともリフレッシュするために⼤事なので、スターフライヤーはもはや⽋かせない航空会社です。
ということなので、「STAR PASS」募集の情報をニュースサイトやSNSで⾒て、すぐに申し込みました。後⽇、メールで当選のお知らせを受取りました。限定20枚のうちの1枚を⼿にできたわけです。
「STAR PASS」をもつことにより、
地元である福岡と特別なつながりがもてました。
前述の通り、「STAR PASS」を使って⽉2回出張をしたり、プライベートで友⼈を案内するために北九州市へ訪れました。"いつでも北九州市に⾏ける!" 福岡県出⾝の私にとって、この1カ⽉間は地元との⼼理的な距離が近くなり、特別なつながりをもてた気がします。そういう⾯で、私にとってピタッとはまった満⾜のサービスだったと思います。
「STAR PASS」は2023年5⽉〜6⽉の期間限定のサービスでした。今後、この結果を踏まえて、新たな募集がされるのではないかと思います。参考までに私が抱いた感想や提案を伝えておきます。
≪ビジネスマンにメリットあり≫
通常、スターフライヤーの北九州̶⽻⽥線の料⾦は⽚道25,000円以上※であり、「STAR PASS」の価格15万円は、3往復程度で元がとれます。3往復以上、北九州と東京を⾏き来するビジネスマンなどにはメリットがあると思いました。
≪学生や起業家、二拠点生活、ワーケーションにも!≫
満12歳以上26歳未満限定の「STAR PASSユース」の価格40,000円は破格の安さ。LCCより安い価格でスターフライヤーの快適な乗り⼼地を味わえます。東京と北九州を⾏き来する、学⽣や起業家、⼆拠点⽣活やワーケーションを⾏う若者を応援するサービスだと思いました。
≪抽選について≫
スターフライヤーは北九州市を本拠にしている企業。北九州市で活躍している⼈材には、応援する意味で抽選なしで提供してもよいのではと思いました。のちほど抽選なしの利⽤者の声を紹介させてもらえばPR効果が⾒込めるなど、スターフライヤーにもメリットがあると思います。
≪システムについて≫
「STAR PASS」の予約については、便名の予約ができず、朝・昼・夜の時間帯というおおまかな予約を⼊れ、便名の予約を確定した時点で案内のメールが届くシステムでした。予約のタイミングで詳細の出発時間がわからないので予定が⽴てにくく、忙しいビジネスマンには利⽤しずらいのではと感じました。現状のままでは、ある程度、時間に余裕がある層だけを対象にすることになると思います。
≪便の変更について≫
当⽇、早く空港に着いたので、前の便に変更することをお願いしてみましたが、たとえ席が空いていても不可能とのこと。そのあたりを改善してもらえたら、より使いやすいサービスになると思います。
航空券のサブスクサービスは、他の航空会社でも次々に提供をはじめているようです。あなたに合ったサービスの利⽤を考えてみてはいかがですか。いままで味わったことのない移動が体験できるし、⽣活やビジネスで新たな可能性が拓けるかもしれません。
※航空運賃については時期により変動があります。