移住者インタビュー
子どもたちには、都会では得ることができない大切なモノを身につけて欲しい
- 移住者
- 西山 慶 さん
- 会社員
- 40代
- 2010年3月移住
- 横浜市から
- 熊本県出身
移住のきっかけを教えてください。
30歳を超えたころ、リーマンショックが起こり、会社の業績が悪化。そんな時、父が病に倒れたのをきっかけに、妻の地元であり私が大学時代を過ごした北九州に移住を決めました。
移住に伴い異業種へ転職したのですが、経験がなくても、やる気や情熱を重視して私自身のことを見て採用してくれたと思っています。北九州って、そういう人情味溢れるところがあるんです。
移住してみてどうですか?
学生の頃に比べると、街が変わったな、という印象です。率直に、きれいで明るくなりました。それから、人と物と自然のバランスがいいと思っています。
昔ながらの餅つき大会やお祭りが地域に残っていながら、駅前は発展している。高速道路も整備されていますし、自然も近い。今はネットで世界中どこにいても同じ情報が得られる時代ですから、逆に物理的な環境のバランスの良さが大事かと思っています。
そういう意味でも絶妙なバランスで成り立っている街ですね。
ご家族の反応はどうでしたか?
北九州は妻の地元ですが、最初に移住の思いを話した時は戸惑っていましたね。しかし、妻も実家の近くで暮らせることなどを考え賛成してくれました。
当時、長男は2歳だったので、小学校入学前というタイミングも良かったと思います。現在、長男が通う小学校は、私が少年時代に通っていた小学校に似ている気がするんです。挨拶や敬語をちゃんと教えてくれています。先生に安心して任せられる!と感じるくらいです。
関東にいた頃は、マンションの一室の託児所に通っていた長男ですが、移住をしてから広い運動場でのびのびと遊んでいる姿を見ると、移住してよかったと思いました。 私自身も心に余裕ができました。
東京は刺激的ですが、本当にここで子どもを育てていけるかな?と感じることもあったんです。子どもたちには、都会では得ることができない大切なモノを身につけて欲しいと思っています。
今後の目標は?
北九州は生活天国ナンバーワンだと聞いています。
昔のイメージからの脱却の時です。私が勤める会社も、これからもっと地元に根付いて発展していこうという時ですので、会社と地域の人たちをつなぐ役割を担っていきたいと思っています。