移住者インタビュー
国内外、いろんな街を見てきた私だから感じる〝北九州市の魅力″があります。
- 移住者
- 加藤 多衞子 さん
- レディスやはた館長
- 50代
- 平成24年10月Uターン
- 東京都から
移住のきっかけを教えてください。
地元・北九州の高校を卒業後、東京の大学に進学。大学卒業後は、NGOで働いていました。東京を拠点に、アジア・アフリカなどで、主に教育支援や女性支援に取り組んできました。
仕事に子育てに慌ただしく東京などで生活し、北九州市に戻ったのは2012年のこと。90歳になる母のことが心配で、今までできなかった親孝行だと思い、生まれ育った街に戻ってきました。
この時点では、一時的なUターンのつもりでしたが、すっかり気に入ってしまい、このまま住み続けたいと思うようになりました。
不安はなかったですか?
母の心配のほうが大きかったですね。それに地元という安心感もありました。
現在は、北九州市の男女共同参画推進の施設「レディスやはた」館長として、女性の自立支援のための講座・教室などの企画・運営に携わっています。結果としてNGO時代の経験を活かすことができていますが、私にできる仕事があるか最初は心配でした。しかし、ハローワークや就職支援セミナーのキャリアカウンセラーの方に支えていただき、アドバイスをもらい、今の仕事と出会うことができました。
東京の生活と比べてどうですか?
これまでにいろんな街を見てきた私ですが、北九州市は「ちょうどいい街」という印象です。田舎過ぎず都会過ぎず、交通の面でも不便に感じることはありませんね。美術館や博物館なども多く、文化的にも充実していると思います。
去年、長女が出産のために東京から北九州へ来ました。この街で安心して出産を経験した長女は、東京でもこれほどのびのび子育てができるか不安だと言って帰っていきました。子どもを育てやすい施設や病院、制度はもちろんのこと、周りの方々の親切な心(ホスピタリティ )が、子育てを行う上での安心材料になっていたように感じます。
今後の目標を教えてください。
これからも、この地域に根ざして楽しく活動をしていくつもりです。この館内には、立派な能舞台があったり、周辺にも国際的な施設があります。この場所から発信していけると思うとワクワクしますね。
新しい友人もできましたし、タイミング的にもUターンしてきて本当に良かったと思っています。