移住者インタビュー
ひとりじゃないと感じさせてくれる町で、新しいチャレンジを始めました
- 移住者
- 神崎 さん
- 愛知県から
- 北九州市出身
- Uターン
〇移住のきっかけを教えてください
北九州市の出身なのですが、サッカースカウトを受けて愛知の大学に進学しました。縁もゆかりもない土地でしたが、必要としてくれているなら行こう、と。
卒業後、そのまま愛知県で就職し、サラリーマンをしながら週末にコーヒーのスクールに通っていたんです。半年ほどバリスタ養成コースに通い、愛知県で『KENTO COFFEE』としてマルシェに出店したり間借りで営業したりしていました。愛知県でお店をやりたいと思っていたのですが、コロナになり、それが厳しくなってしまって。いずれは地元でお店を出したい、という思いはあったので、コロナが落ち着いたのと、30歳という節目もあって北九州市に戻ってきました。
〇実際に移住してからの暮らしはいかがですか?
北九州市に帰ってすぐ、OhaNa Coffeeさんで間借り営業をさせてもらえることになって。その後も戸畑の犬丸荘で営業したり、イベント出店を重ねるうちに色々な出会いがあり、そんな縁が繋がって、ついに2024年4月に実店舗をオープンする運びとなりました。
〇現在のお仕事について教えてください
今は浅煎りがコーヒーのトレンドなんですが、『KENTO COFFEE』は深煎りにこだわっています。結局、何度も飲みたくなるのは深煎りだな、と思って。
コーヒー以外にも、ケーキやプリン、ホットサンドも出しています。プリンは通常のプリンに加えて抹茶プリンもあり、人気なんですよ。
〇北九州市に戻ってきて、改めて感じた魅力を教えてください
人があったかいですね。あと、祭り好き(笑)。「集まってなんかやろうぜ」という一体感があって、それは北九州市のいいところだと感じます。僕自身、北九州市に戻ってきていろんな縁があっていろんな人に助けられましたが、北九州市は団結力があって、みんなで助け合う、チームでやる、というのがいい。一人でやるよりも、ないものを持っている者同士で一緒に一つのものをつくり上げる、というのがいいですね。
〇これから移住を検討している人に一言
北九州市には、助けてくれる人がたくさんいます。何かしたい、という人には熱量をもって応えてくれる人もいます。自分にできることは貢献して、自分にないものは助けてもらえる。地元の仲間も発信してくれたり、一人じゃないなと感じています。なので、もしUターンを悩んでいる人がいたら、「安心して帰っておいで。一人じゃないよ」と言いたいですね。
もし起業したい人がいれば、補助金もありますし、まずは実務経験を積むのが大事ですが不安なことがあれば僕のお店に来てもらえたら話を聞くくらいはできます。お店で待っています(笑)。