移住者インタビュー
北九州市で、自分に一番合う仕事に出会えました
- 移住者
- 塩崎 さん
- 大分県杵築市から
- 転勤族
- Iターン
- 30代
- 2020年4月移住
移住したきっかけを教えてください
出生は東京なのですが、父が転勤族で横浜、仙台、茨城、千葉と転々とし、実は北九州にも小学校三年生のときに住んでいたことがあります。石川県の大学に進み、卒業後は東京で就職しました。さらに転職で秋田に行ったのですが、転勤族だった父が早期退職して、地元の大分に家を建てたんです。私は三人兄弟なんですが誰も大分の近くには住んでいなくて、誰か一人くらいは近くにいた方がいいかな、と思って一旦実家がある大分に移りました。
実家の近くですぐに仕事を探そうと思っていましたが、親戚に職業訓練を教えてもらい、興味のある分野だったこともあり4ヶ月ほど通いました。そこで北九州市の仕事が見つかったのが、移住したきっかけですね。二十数年ぶりの北九州市でしたが、引っ越しや自身の転勤の経験もあるので移ることに対しての抵抗はまったくなかったですし、一度住んだ経験もあるので「なんとかなるだろう」という気持ちで、不安はありませんでした。
北九州ではどのようなことをしていますか?
移住してから2年間くらい市内の専門学校の先生をしていましたが、現在はアトミカ北九州というコワーキングスペースでコミュニティマネージャーをしています。『多種多様な地域の人々』から『地域のあらゆる願いや相談』を集め、繋げるための仕組みの実現を目指している会社です。私自身、いろんなご縁に助けられてきた人生だったので、単なる場所の提供だけでなく、いらっしゃった皆さんの相談を集めてそれを誰かに繋いでいく、ご縁を繋いでいくお仕事って素敵だな、と思って転職を決めました。
去年の4月に入って1年半くらいですが、他にあまり例がない仕事なので最初の1年は四苦八苦しながら仕事していましたね。今年になってやってきたことが少し身になってきたかなという感覚で、去年に比べてたくさん相談をいただけるようになった実感があります。日々コミュニケーションを取らせてもらって、ちょっとずつ信頼してもらった結果なのかな、と思っています。いろんな話をしに来ていただけるのはすごくありがたくて、嬉しくて、楽しいです。今までいくつか転職しましたが、この仕事が自分に一番合ってると思います。
北九州市に移住してみていかがですか?
山が好きで、特に平尾台は天気のいい日は見晴らしが良くて、ちょこちょこ登りに行ってます。大都会までいかないけれど街もあるし、ちょっといけば山だけじゃなく海も近くにあって自然もあるし、ちょうどいいですね。大きい自然災害もないですし、ご飯も美味しい。前職から転職を考えたときに北九州市か福岡市で探していたのですが、子どもの頃の「北九州市は住みやすかった」という記憶があって北九州市で転職した、というのもあります。
交通の便が良く、最近、引っ越したタイミングで車を手放したのですが、特に不便は感じていません。実家の大分にも帰りやすいです。
今後の目標を教えてください
今の仕事が本当に楽しいのでこれからも必要とされるために、まずは現場でお客さんと向き合って仕事していきたいです。お客さんと話しているときが一番楽しいですね。
住んでいて不便や不満を感じることはないですし、このまま北九州にいたいと思っています。
移住を検討されている方に一言お願いします
私自身、比較的レアな“コワーキングスペース”という職場で働いていますが、北九州にはいろんな仕事があります。
以前はものづくりのまちという印象でしたが、今は市でIT企業の誘致にも励んでおり、いろんな職種にチャレンジできるまちだと思います。大都会には及ばないかもしれませんが、ある程度のいろんな選択肢があります。街もあって自然もあって、博多や天神にもすぐ遊びに行けるし、本当に住みやすいところです。
まず遊びに来てほしいですね。おいしいもの食べて、いろんな景色を見て、そして駅前にはアトミカもあるのでぜひ気軽に遊びに来てほしいです!