移住者インタビュー
本音で話せる、過ごしやすいまちだと感じています
- 移住者
- 石倉 つくし さん
- 東京圏から
- Iターン
- 20代
移住したきっかけを教えてください
出身は京都で、大学生まで京都で過ごしました。就職するタイミングで「東京で働いてみたい」と思い、都内の交通系の会社に就職しました。最初はお客様を乗せて目的地まで移動する一乗務員でしたが、会社からの目標を達成していくと、入社後研修の講師や女性が少なかったこともあり私も採用をお手伝いしたり、やってみたいと思ったことはやらせてもらえるようになりました。ある程度やらせてもらえたときに、その先のことを考えると別のキャリアも経験してみたいと考えるようになり、2022年9月末に退職しました。
北九州はたまたま友人がいて、それまでも何度か来たことがありましたが、そのたびに北九州やその周辺の地域のいいところをずっと見せてもらっていて。友人の存在も大きく、北九州市を選びました。
地元へのUターンや都内での転職でなく、北九州を選んだ決め手はなんでしたか
地元は京都の宇治田原町なんですが、都会ではないのであまり就職先がなく…。
京都市内であれば仕事もありますが、地元でもないし、学生時代に住んでいてもう一度住むというイメージもわきませんでした。
また、東京で働くのは、電車の遅延や日々のせわしない生活もあってもういいかなと思い、東北や九州など地方への移住を考えていました。
北九州を選んだ理由は、友人の存在のほかに職員さんのサポート体制も大きいです。北九州で転職先を探しているときに、U・Iターン応援オフィスの職員の方が「石倉さんはこういうお仕事がいいと思います」と提案してくれて、すごく親身になってサポートしてくれ、転職もすんなりと決まりました。おかげさまで移住後の今も安定した生活を送れており、気配りもしてくださってどの東京の転職エージェントよりも安心感がありました。
現在はどのようなお仕事をされていますか?
今は人材系の会社で、今度は自分が転職相談に乗る仕事をしています。まだ転職して間もないですが、人とお話しする仕事ということでとても楽しみですし、人の人生に関わる仕事だと思うのでやりがいがあります。
ほかにも、企画系の副業をしています。ちょうど転職までのつなぎで売り子のアルバイトをしていたときに、そこの社長が事務作業や広告をつくる作業の話をしていて、「それ私できます」と手を挙げると、商品開発やキッチンカーなどいろいろと手伝うようになりました。
北九州では熱意を持って自分の会社を大事にされている方が多いなと思っています。私は多分そういうのに弱いんですよね。なんか動きたくなっちゃうというか。これまで、会社の上司と部下だからこうしなきゃとか本音の言えない環境が苦手だったんですが、こちらでは人と人との繋がりの上でお仕事をされているので、あまり上下関係のようなことも強く感じていません。なんでも言いやすい環境があるので、「何かやらせてもらえないですか」と言いやすいです。
お休みの日はどのように過ごされていますか?
休日は外に出ることが多く、図書館や公園に行きます。特に広い公園が好きで、戸畑の夜宮公園や小倉の勝山公園などに行きます。芝生の広い場所でゆっくりできるって東京にはあまりなかったので、気軽に立ち寄ることができて素晴らしいなと思います。
あと、この前は皿倉山に登りました。今度は福知山に行けたらいいなって思っています。
もともと運転が好きなので、車を買ったら熊本や大分など近隣の都市に行くのも楽しみです。
移住を検討されている方に一言
後輩とかと話していると、コロナ禍で人付き合いが少なくなり寂しさを感じている人がけっこう多いと感じています。そこから急に社会人になって、社会の厳しさや冷たさを感じるとびっくりして、自分の気持ちを塞いでしまうこともあると思います。
私は北九州に来て、職場でも本音で話しやすいなと感じているので過ごしやすいです。
あと、人は自分が思っているよりもどこでも同じように生きていけるなと感じているので、自分の住んでみたい場所に一度住んでみるのも人生の経験としていいんじゃないかなと思います。